民芸論

科目ナンバリング
10804414131

担当者
岡  惠介

 
常勤
教員研究室
1321
DP
2
配当年次
3年次・後期
授業形式
講義
授業時間
30時間
単位
選択 2単位


アクティブ・ラーニング

□協定等に基づく外部機関と連携した課題解決型授業 □ディスカッション・ディベート
 □グループワーク ☑プレゼンテーション □実習・フィールドワーク □該当なし

【授業内容】

「民芸」とは、民衆的工芸の略語であり、民衆の間でつくられた日常の生活用具のうち、機能的で健康な美しさをもつ工芸品とその制作活動をさす。大正末期(1920年代)に柳宗悦によって提唱された。下手物とよばれて美術の分野から無視されていた日用雑器に光をあて、手仕事のよさと美的な価値を認めようという主旨だった。朝鮮、沖縄、東北や日本各地の江戸時代から昭和初期の民芸品が、特集形式の雑誌『工芸』などに紹介され、1936年(昭和11)には東京・駒場に日本民芸館が設立されて、民芸運動の拠点となった。
こうした民芸運動の流れを時代的背景の中でおさえ、アーツアンドクラフツ運動にも言及しながら、特に東北の民芸に注目して数多くの手仕事を鑑賞し、どのような工芸が民芸の視点から注目され、それはその後どのように変化し、現在どのような「用」を担っているのかを探っていく。


【学習の到達目標】

民芸の視点とは何かを時代的・文明的背景をおさえた上で学び、東北の民芸として代表的なものを鑑賞して、その成り立ちや文化環境的背景を理解する。


【成績評価方法】

レジュメ・発表の内容75%、他の発表に対する質問、コメント、感想の内容25%で評価。

【課題等のフィードバック方法】

各講義の最後に、質問を受け付け回答する。


【履修上の注意・予習・復習について】

発表形式の授業なので、予習としてレジュメの作成を個別の指導を受けながら進める。発表時に十分に答えられなかった質問に対して、復習して調べ次の時間に報告する。


【受講して得られる効果・メリット、その他】

身近な暮らしの中にある用の美を発見し、美しいデザインを選ぶ眼を養い、伝統文化を生かした日本人らしい精神的に豊かな暮らしを構築できる力を養うことができる。

授業計画

担当教員学習内容学習課題・必要な学習時間/予習・学習時間時間(分)
1岡  惠介手仕事の消滅と民芸運動―その人と時代民芸運動が生まれた時代と関わった人物について教科書で予習し、ノートをもとにイギリスの事例との比較などについて復習する。240
2岡  惠介日本の手わざを生む基礎とは日本における手仕事の特徴について教科書で予習し、戦前期の手仕事の大郷現状との比較についてノートをもとに復習する。240
3岡  惠介「良い手仕事」とはどんなものか柳宗悦にとっての「良い手仕事」について教科書で予習し、レジュメをもとにその実例を鑑賞し、他の事例を探して復習する。240
4岡  惠介東北地方の手仕事の特徴東北地方の手仕事にはどのような特徴があるのかを教科書で予習し、レジュメをもとに東北の地域性との関係性について復習する。240
5岡  惠介福島県の手仕事福島県の手仕事について教科書で予習し、レジュメをもとにその地域性や資源と手仕事の関係性について復習する。240
6岡  惠介山形県の手仕事山形県の手仕事について教科書で予習し、レジュメをもとにその地域性や資源と手仕事の関係性について復習する。240
7岡  惠介宮城県の手仕事宮城県の手仕事について教科書で予習し、レジュメをもとにその地域性や資源と手仕事の関係性について復習する。240
8岡  惠介秋田県の手仕事秋田県の手仕事について教科書で予習し、レジュメをもとにその地域性や資源と手仕事の関係性について復習する。240
9岡  惠介岩手県の手仕事岩手県の手仕事について教科書で予習し、レジュメをもとにその地域性や資源と手仕事の関係性について復習する。240
10岡  惠介青森県の手仕事青森県の手仕事について教科書で予習し、レジュメをもとにその地域性や資源と手仕事の関係性について復習する。240
11岡  惠介沖縄県の手仕事東北とは自然も歴史も異なる沖縄の手仕事について教科書で予習し、レジュメをもとにその地域性や資源と手仕事の関係性について復習する。240
12岡  惠介民芸における職人の存在意義民芸において職人がどのようにとらえられているかを教科書で予習し、レジュメからその無名性の意義などについて復習する。240
13岡  惠介「用の美」を考える民芸で多用される「用の美」の意味について教科書で予習し、レジュメから用=美ではないことなどを復習する。240
14岡  惠介「健康的な美しさ」とはどのような手仕事を指すのか民芸における「健康的な美しさ」とは何かを教科書で予習し、レジュメによってその必要十分条件は何かを復習する。240
15岡  惠介ふりかえりとまとめこれまでの学修を教科書、ノート、レジュメからふりかえって予習し、授業でのノートをもとに全体を復習する。240
教科書
「手仕事の日本」岩波文庫
参考書
授業のなかで紹介する。
備考
特になし。