リハビリテーション論

科目ナンバリング
1060431290

担当者
砂子田 篤

 
非常勤
教員研究室
非常勤講師室
DP
3,4
配当年次
3年次・前期
授業形式
講義
授業時間
30時間
単位
選択 2単位


アクティブ・ラーニング

□協定等に基づく外部機関と連携した課題解決型授業 □ディスカッション・ディベート
 ☑グループワーク □プレゼンテーション □実習・フィールドワーク □該当なし

【授業内容】

リハビリテーションは障害者の全人的な復権、すなわちすべての障害者がその能力を全面的に発揮し、尊厳のある生活を実現することにある。総論として、リハビリテーションの歴史およびその理念とともに、その対象となる障害の様相について学ぶ。各論では、リハビリテーションの4つ手段(領域)について学習する。とりわけ、総合リハビリテーションの視点から、それらの相互関連性と各手段の必要性について理解を深める。また、本講義にはリハビリテーションにおけるMSWの存在意義、そして多職種連携の必要性と意味について知ることも含まれる。


【学習の到達目標】

・リハビリテーションの対象とする様々な障害の特徴を知ること。
・リハビリテーションをQOL(生活の質)の視点から具体的に理解できる。
・リハビリテーションはチームアプローチを必須とし、多職種連携の意味や方法を知ること


【成績評価方法】

講義への出席(20%)、講義への取組み(30%)、定期試験(50%)によって総合的に判定する。

【課題等のフィードバック方法】

講義終了時に小テスト(ミニットペーパー)を行い、次回に各学生へフィードバックする。


【履修上の注意・予習・復習について】

講義中に課題に取り組む(グループワーク)ので、講義へ主体的参加すること。


【受講して得られる効果・メリット、その他】

リハビリテーションはチームアプローチを必須の手段とし、多職種連携のあり方を知るとともに、MSWの役割や機能、そしてその存在意義についても理解を深めることができる。

授業計画

担当教員学習内容学習課題・必要な学習時間/予習・学習時間時間(分)
1砂子田 篤1. リハビリテーションの定義リハビリテーションの語源から「全人的復権」という理念を理解する。さらに、リハビリテーションの定義におけるその歴史的変遷から、その理念について理解を深める。240
2砂子田 篤2. リハビリテーションの目的と手段現在、世界的に普及するリハビリテーションの定義を踏まえ、リハビリテーションの目的とは何かを理解する。その上で、その目的を達成するために考えられている4つの手段についても理解を深める。240
3砂子田 篤3. リハビリテーションの対象リハビリテーションの対象となる「障害」の概念を、「個人モデル(医学モデル)」と「社会モデル」から理解する。さらに、WHO(国際保健機関)が提示する国際生活機能分類(ICF)について体系的な理解を深める。240
4砂子田 篤4. 医学的リハビリテーション(1)医学的リハビリテーションの目的を確認しつつ、3種の基本的対応について学習する。その際に、諸疾患における機能的予後を知ることが前提となり、その両者間の関連性からその基本的対応について理解を深める。240
5砂子田 篤5. 医学的リハビリテーション(2)医学的リハビリテーションが用いる介入のアプローチには原則的に3種のものがある。このアプローチは、参加する全ての職種で必須のものであり、その意義について理解を深める。240
6砂子田 篤6. 医学的リハビリテーション(3)医学的リハビリテーションにおける各専門職の業務や役割を知る。チームアプローチのあり方やその意義について理解を深める。     240
7砂子田 篤7. 医学的リハビリテーション(4)医学的リハビリテーションの特徴は、将来に対して目標を立て、その目標に向かっての計画やプログラムを立案し、それらの修正を経て、目標に到達する一連の過程であり、これらの過程についてより体系的に理解する。240
8砂子田 篤8. 医学的リハビリテーションの実際(1)脳卒中を事例として、基本的対応としての回復的リハビリテーションの実際を理解する。その際に、利用される発達的アプローチの具体的取り組み(課題の捉え方やその解決方法など)についても理解を深める。240
9砂子田 篤9. 医学的リハビリテーションの実際(2)神経難病である脊髄小脳変性症を事例として、その基本的対応としての予防的かつ維持的リハビリテーションの実際を理解する。その際に利用されるリハビリテーション的アプローチの具体的な取り組みにも理解を深める。240
10砂子田 篤10. 医学的リハビリテーションの実際(3)脊髄損傷を事例として、その回復的リハビリテーションの実際について理解する。その際に利用される生体力学的およびリハビリテーション的アプローチの具体的な取り組みについても理解を深める。240
11砂子田 篤11. 職業リハビリテーション(1)職業リハビリテーションの歴史を踏まえ、その定義および理念について学ぶ。その際に、職業リハビリテーションを支える基本的な考え方である援助付き雇用(ジョブコーチ)モデルの意義や内容についても理解を深める。240
12砂子田 篤12. 職業リハビリテーション(2)職業リハビリテーションの内容とその法的な枠組みを理解する。その際、職業リハビリテーションを支える法的体系および諸機関・施設についても理解を深める。240
13砂子田 篤13. 社会リハビリテーション社会リハビリテーションの定義およびその歴史的変遷を踏まえながら、その意義や理念について理解する。その際にそのリハビリテーションの内容を学ぶことで、社会福祉とりわけ障害者福祉との異同についても理解を深める。240
14砂子田 篤14. 教育リハビリテーション教育リハビリテーションの定義やその歴史とともに、その理念や意義について理解を深める。さらに、わが国におけるその法的枠組みや取り組みの現状についても理解を深める。240
15砂子田 篤15. リハビリテーションの動向と課題現在の医療供給体制の大きな変革とともに、地域包括ケアが展開される状況下で、リハビリテーションの動向や課題について理解する。その際に、MSWの動向およびその課題についても理解を深める。240
教科書
指定しない。講義時に資料を配布する。
参考書
砂子田篤ほか編著「医療福祉入門─患者とよい関係を築くために」(みらい社)
中村隆一ほか編「入門リハビリテーション概論(第7版)」(医歯薬出版)
備考
将来MSWを目指す、あるいは病院実習を希望する学生が履修することが望ましい。