文化人類学

科目ナンバリング
1050211910

担当者
岡  惠介

 
常勤
教員研究室
1321
DP
1,2,4
配当年次
1年次・前期
授業形式
講義
授業時間
30時間
単位
選択 2単位


アクティブ・ラーニング

□協定等に基づく外部機関と連携した課題解決型授業 □ディスカッション・ディベート
 □グループワーク □プレゼンテーション □実習・フィールドワーク ☑該当なし

【授業内容】

地球上には様々な環境の下で、多様な文化をもった民族が日々暮らしている。環境とどのようにつきあい、いかに改変して、どのような環境を求めるかは、その地域の民族・住民が共有する文化・価値観によって異なってくる。多様な環境と文化のあり方について、主として北上山地の山村の具体的事例を参照しながら紹介し、環境問題という視点を絡めながら文化人類学の基礎を学んでいく。


【学習の到達目標】

人類の文化・社会の多様性を理解するため、世界や東北地方の農山村の事例に学びつつ、文化人類学の人類的視点や基礎概念、多様な文化の存在と意義について、一定程度理解する。


【成績評価方法】

基本的に、100%試験によって評価する(自筆のノート、教科書持ち込み可、コピーの貼り込みは禁止)。教材として動画及パワーポイントを用いる。板書をしながら講義を進めていくので、ノートを丹念に取ること。場合によってはノートの提出を求めることもある。

【課題等のフィードバック方法】

各講義の最後に、質問を受け付け回答する。


【履修上の注意・予習・復習について】

遅刻は15分まで可。飲食、携帯電話の使用は禁止。ただし、水分補給のためのペットボトルの持ち込みは可。前時のノートを整理してよく復習し、次回の講義範囲の予習をして、講義に臨むこと。


【受講して得られる効果・メリット、その他】

文化人類学の基礎を具体的な事例に基づいて学ぶことによって、異文化への理解や相対的なスタンスの持ち方と、伝統社会における環境問題を生起させないシステムの理解が、今後の日本社会の再構築における視点として有効であることが学べる。

授業計画

担当教員学習内容学習課題・必要な学習時間/予習・学習時間時間(分)
1岡  惠介人類史の視点から人類社会の進化をとらえ直す
―文化人類学入門
人類の歴史の長さ、初期の生業について予習し、人類が歩んできた進化の方向性について、板書をもとに復習する。240
2岡  惠介狩猟採集民の社会
―生業・環境・平等性
狩猟採集民とはどんな人たちなのか予習し、社会の平等性について、板書をもとに復習する。240
3岡  惠介タイムミニマイザー型社会とエナジーマキシマイザー型社会世界の民族の様々な社会の類型について予習し、類型化が意味するところを、板書をもとに復習する。240
4岡  惠介焼畑農耕民の社会 
―ザンビア・ベンバのチテメネ焼畑
アフリカの焼畑農耕民の社会について予習し、ベンバの焼畑耕作の特徴とそれがもたらすものについて、板書をもとに復習する。240
5岡  惠介ネイティブ・アメリカンの社会―中緯度地帯の狩猟採集民と西欧からの征服者ネイティブ・アメリカンの歴史について予習し、その後彼らが辿った道について、板書をもとに復習する。240
6岡  惠介狩猟採集民としての北海道アイヌ 
―野生動植物とのつきあい
アイヌの文化について予習し、その文化の持つ意味について、板書をもとに復習する。240
7岡  惠介農耕民としての日本人
―憑きもの、呪詛、定住化して生きる難しさ
人口の大半が農民だった江戸時代の日本人の農山村社会について予習し、定住化のメリット・デメリットについて、板書をもとに復習する。240
8岡  惠介北上山地山村の暮らし①
―環境・生業・伝承
北上山地の山村の辿ってきた歴史について教科書で予習し、その環境利用や生業複合、伝承について、板書をもとに復習する。240
9岡  惠介北上山地山村の暮らし②
―継承されてきた狩猟採集などの生業文化
北上山地山村の自然環境を利用した生業について教科書で予習し、山村の生業複合の意味について、板書をもとに復習する。240
10岡  惠介北上山地の暮らし③
―雑穀を中心とする畑作と食文化
北上山地山村の畑作・焼畑について教科書で予習し、その特徴である米を主食としない文化について、板書をもとに復習する。240
11岡  惠介北上山地の暮らし④
―牧畜と森林、畑をめぐるエコシステム
北上山地山村の牧畜や森林利用、施肥について教科書で予習し、生業複合の形成するエコシステムについて、板書をもとに復習する。240
12岡  惠介東北の農山村の近世以降の歴史と暮らし(飢饉との闘いと救荒食)東北の農山村の救荒食について教科書で予習し、地域の資源を利用したサバイバル・ストラテジーについて板書をもとに復習する。240
13岡  惠介東北の農山村の環境と特異的な生業(マタギ、木地師ほか)東北の農山村の様々な生業について教科書で予習し、それらが成立しうる自然環境条件と一般社会における需要について、板書をもとに復習する。240
14岡  惠介東北の農山村の生存戦略の2類型(津軽農村型と北上山地山村型)東北の農山村の生存戦略について教科書で予習し、その違いと意味について、板書をもとに復習する。240
15岡  惠介これまでのふりかえりとまとめこれまで文化人類学で学んできた学習内容についてノートを読んで予習し、板書したまとめの内容について復習する。240
教科書
テキスト「山棲みの生き方」大河書房を使用する
参考書
講義のなかで紹介していく。
備考
なし